
難しければ業者に相談しよう!
家の中や庭に、見覚えのない動物の足跡を見つけたことはありませんか?「何の動物だろう?」と気になりつつも、そのまま放置してしまうと、家に住み着かれたり、被害が拡大したりする可能性があります。害獣は屋根裏や床下、壁の隙間などに潜み、騒音や糞尿による悪臭、ダニやノミの繁殖、さらには建物の損壊を引き起こすこともあります。今回は、足跡の特徴から害獣の種類を見分ける方法について詳しく解説し、対策方法についてもご紹介します。
目次
動物の足跡から害獣を特定する方法


動物の足跡を見つけたら、以下のポイントを観察してみましょう。
- 足跡の大きさ:足のサイズが分かれば、害獣の種類をある程度絞ることができます。
- 指の数や形:害獣ごとに指の本数や爪の形が異なります。
- 足跡の並び方:歩き方によって足跡のパターンが異なります。
- 足跡の場所:高い場所や狭い隙間に足跡がある場合は、特定の害獣の可能性が高くなります。
では、代表的な害獣ごとに足跡の特徴を見ていきましょう。
害獣ごとの足跡の特徴


ネズミ類(クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ)
足跡の特徴
- 大きさ:前足は約1~2cm、後足は約2~4cm
- 指の数:前足は4本、後足は5本
- 形状:細長く、爪の跡がくっきり残ることが多い
- 歩き方:前後の足跡が並行している(跳ねるように移動するため)
発生しやすい場所
- 屋根裏、天井裏、床下、壁の隙間
- キッチンや食品庫(食べ物の近く)
- 配管や通気口周辺
その他のサイン
- 糞が近くに落ちている(米粒~小豆程度のサイズ)
- 壁や家具にかじられた跡がある
- 夜間にカサカサとした足音が聞こえる
イタチ
足跡の特徴
- 大きさ:前足・後足ともに約3~5cm
- 指の数:前足・後足ともに5本
- 形状:楕円形で細長い、爪の跡がくっきり見えることが多い
- 歩き方:足跡が一直線に並ぶことが多い(跳ねるように移動)
発生しやすい場所
- 屋根裏や天井裏(特に冬場)
- 庭や物置、倉庫周辺
- 鶏小屋やペットの飼育スペース
その他のサイン
- 鼻を突くような強い悪臭(イタチの糞尿は特に臭い)
- 夜間にバタバタと動く音がする
- 小動物(鳥やネズミなど)の死骸が見つかる
ハクビシン
足跡の特徴
- 大きさ:前足・後足ともに約4~6cm
- 指の数:前足・後足ともに5本(人間の手のような形)
- 形状:指が長く、くっきりと爪の跡が残る
- 歩き方:足跡がジグザグに並ぶことが多い
発生しやすい場所
- 屋根裏や天井裏
- 果樹や畑周辺(果物を好む)
- 庭や川辺
その他のサイン
- 糞が同じ場所にまとまって落ちている(「ため糞」)
- 夜間にドタバタとした大きな足音がする
- 果物や作物が食い荒らされる
アライグマ
足跡の特徴
- 大きさ:前足は約5~7cm、後足は約6~10cm
- 指の数:前足・後足ともに5本(手のひらのような形)
- 形状:指が長く、くっきりと爪の跡が残る
- 歩き方:足跡が並行してつく(歩行時のリズムが一定)
発生しやすい場所
- 屋根裏、天井裏
- 畑や庭、ゴミ捨て場
- 池や川の近く
その他のサイン
- ゴミが荒らされる
- 家の壁や屋根が壊されている
- 夜間にガタガタと物音がする
タヌキ
足跡の特徴
- 大きさ:前足・後足ともに約4~6cm
- 指の数:前足・後足ともに5本
- 形状:犬の足跡に似ているが、指が丸くて小さい
- 歩き方:足跡が一直線に並ぶことが多い
発生しやすい場所
- 庭や畑
- 川辺や山林近く
- 床下や物置
その他のサイン
- 糞がまとまって落ちている(ため糞)
- 地面に掘った穴がある(エサを探した跡)
- 畑の作物が食べられている
害獣の足跡を見つけたらどうする?


- すぐに掃除せず、写真を撮る
足跡の特徴を記録し、害獣の種類を特定しましょう。 - 侵入経路をチェックする
屋根や壁に隙間がないか確認し、再発防止策を考えましょう。 - 専門業者に相談する
害獣は自力での駆除が難しいため、専門の駆除業者に依頼するのが安全です。
まとめ
家の中や庭で見つけた足跡は、害獣が住み着いているサインかもしれません。足跡の特徴を観察し、ネズミ・イタチ・ハクビシン・アライグマ・タヌキなどの種類を見極めましょう。発見後は早めの対策が重要です。害獣の被害を防ぐためにも、専門業者に相談し、適切な駆除を行いましょう。